エンシェント・エイジ社が、1984年、子会社をつくって発売したシングル・バレル・バーボン。ブラントンは、エイジ社の蒸留所を40年所有し、バーボンづくりの名人とうたわれたアルバート・ブラントンの名を記念したネーミング。このバーボンの開発に当たったのは、アルバート・ブラントンの愛弟子、エルマー・T・リー。彼は、ブラントンから教えられた最高のバーボンの条件を、このブランドを生み出すことで実現した。ブラントンは気温の低い秋から冬にかけて、発酵、蒸留をする。樽に詰められた原酒は、貯蔵庫で受ける温度を一定にするため、高い棚、低い棚を、繰り返し移動する。そして4年目にテイスティングして、優れた樽だけを選び、ブラントン用にさらに4年から6年熟成。冷却、濾過のあと、ほかの樽と混ぜることなく瓶詰めされる。ブラックはややマイルドな製品。ゴールドは選りすぐりの樽からの限定品。芳醇なコクをもち、樽出し原酒に近い51・5度。