ジム・ビームは、バーボンのトップ・セラー・ブランド。ビーム家の祖先は、ドイツからの移民。ベームという家名を、アメリカ式のビームという名に変え、農業に従事。1795年、ジェイコブ・ビームがワシントン郡でウイスキー蒸留も手がけるようになった。ビーム家が蒸留業者として大きく発展したのは、ジェイコブから、4代目に当たるジェームズ・B・ビームの時代。ブランド名のジム・ビームは、彼の名にちなんでいる。初代ジェイコブの創業から200年以上になる現在、オーナーは外部の人間になったが、ビーム家の子孫は代々、同社で蒸留の仕事に当たっている。ビーム社のバーボンの特徴は、ホップを加えた培養液で酵母を育てること、原料のライ麦使用比率が高いこと、サワー・マッシュ方式で発酵させるときに加える蒸留廃液の添加量が多いこと、蒸留および熟成の際のアルコール度が低いこと、など。ジム・ビーム・ホワイトは4年熟成。軽い酒質で、ワインに似た風味をもつ。ビームズ・チョイスは5年熟成。熟成によるコクが出ている。8年は熟成によるマイルドな口当たりと、スムーズな飲み口。ジム・ビーム・バレル・ボンデッドは日本向けの特別品。蒸留所内で6年以上熟成させた樽から選んだ原酒を使用。ボトルド・イン・ボンド規格の自信作。