サン・ディザン・デュ・グァム村のトマ社の製品。村は、ジロンド川に近いファン・ボア地区にある。このコニャックは、フランス国内のエコロジストたちから注目されている銘柄。というのも、社長のクリスチャン・トマ自身が熱心なエコロジストで、ぶどう樹の肥料には、一切の化学肥料を使わず、魚介肥料のみに頼っているから。ぶどう品種も、ユニ・ブランのほかに、伝統的なフォル・ブランシュ、コロンバールをつかっている。シャトー・ド・ボーロンというのは、同社の所有する土地名。かつてボルドーの司教の領地だったときに城を建て、1712年からブランデーの蒸留が行われてきた。