ロンドン・ドライ・ジンの有名ブランド。ビーフィーターとはロンドン塔駐在の衛兵の通称。由来については"ビーフ・イーター"(牛肉を食べる人)から来てるともいわれているが、定説はない。誕生したのは1820年。それ以来、ジュニパー・ベリーのほか、コリアンダー・シード、アンジェリカの根などを使用する処方を守りつづけているが、具体的な内容については門外不出となっている。爽快な香気となめらかな味わいが身上で、カクテル・ベースの定番。とくに1915年にシンガポールのラッフルズ・ホテルで生まれたシンガポール・スリングのベースにこのジンが使われたのは有名な話である。またマティーニのベースとしても人気がある。アルコール度数40度(700ml)と47度(750ml)がある。