製造元がオールド・チェルシーの社名を使い始めたのは1992年からだが、企業としては50年の歴史をもつ。ロンドン市内で蒸留から瓶詰めまでの工程を行ってつくられた正統派ドライ・ジン。「オールド・トム」はドライ・ジンに1~2%の糖分を加えたもので、カクテルのトム・コリンズは、当初このジンをベースに使用していた。19世紀のロンドンではドライ・ジンよりも人気が高かった銘柄である。