薬草系リキュールの銘酒。オリジナルの処方は、1605年アンリ4世の宮殿に、ある人によって伝えられたが、パリでその処方どおりにつくれず断念。その処方が、18世紀になってグルノーブル山中のシャルトリューズ修道院に伝わって生まれたのが、シャルトリューズ・ヴェールの原型。130種の薬草類を使ったという。ジョーヌは、74年後の1838年に生まれた。現在の製品は、ヴェールがスパイシー、ミント風味に富み、ジョーヌははちみつ風味があり、甘みも強い。VEPは、長期熟成品を意味するフランス語の頭文字を続けたもの。いずれも、大樽で8年以上熟成させた高品質の品。1970年以降は、各製品とも、民間企業体に製造を委託している。