キューバ産。同国で1878年に創業、100年以上にわたる歴史をもつブランド。キューバはライト・ラムの代表的産地。アメリカの禁酒法解禁以来、ハバナのラムは対米輸出で大いに伸びた。その後、1960年にカストロ政権が蒸留所を全て国営化したことにより、それまでキューバでつくられていたバカルディなどの生産は中止され、輸出銘柄はこのハバナ・クラブのみに絞られた。現在は状況の変化により、他の銘柄も日本に入荷するようになっている。ラベルにデザインされている女性の像は"ヒラルディア"と呼ばれるもの。ハバナ港の入り口の街に実際に立っているブロンズ像で、永遠の若さを求めて旅立った水兵の夫を辛抱強く待ちつづけたという女性の物語がモチーフになっている。アルコール度数40度(750ml)でシルバー・ドライは軽い味わいのライト・ラムで、カクテル・ベース向き。3年は、ドライでスムーズな口当たり。オーク樽で3年熟成ののち、濾過、瓶詰めにしたもの。これもカクテル・ベース向きである。5年と7年は、100年前からある地下貯蔵庫で熟成されたプレミアム品。深く熟成したコクのある味わいは、ストーレートやオン・ザ・ロックに向いている。