ジャマイカ産のラム。17世紀、イギリスのヨークシャー出身のジョン・アプルトンが、ジャマイカの美しい渓谷を選んで、農園を開拓した。そこは、開拓者の名にちなんで、アプルトン・ヴァレーと呼ばれるようになったが、その地で1825年から生産されるようになったもの。現在、同蒸留所は、ジャマイカの首都キングストン市に本社を置くジョン・レイ&ネフュー社に吸収されている。ホワイトは、ジャマイカ・ラムのなかでは、ライト派の最右翼。連続式蒸留器の使用が、この軽さの主因でウオッカに近いラムと評される。ゴールドは、フレーバー豊かなミディアム・ライト・タイプ。V/X(ヴェリ・エクセプショナルの略で卓抜の意)は、ポット・スティルで蒸留後、オーク樽での熟成を経たダーク・ラム。12年もポット・スティル蒸留品。モルト・スコッチを思わせるヘビー・タイプ。