メキシコの東南部に隣接する中米の国、グアテマラ産のラム。グアテマラは、コーヒー生産国として有名だが、砂糖も同国主要産物で、その副産物として、ラムも生産されている。コーヒーも、砂糖とラムの原料であるさとうきびも、主として太平洋側の高原地域で栽培されている。ここの製品は、その高原地域にあるケサルテナンゴ町の産。ブランコは、平均3年間熟成させたラムを濾過し、雑味と色を除去したホワイト・ラム。オロはスペイン語でゴールド、アネホはオールドを意味する。オロは、平均5年間熟成を経たラム。オールドは12年間熟成されたオールド・ラム。エティケッタ・ネグロ(黒ラベル)の名で呼ばれている。ソレラは、シェリー熟成に使われる樽積み上げ方式(ソレラ方式)を採用したラム。瓶詰め用に古い酒を汲み出した樽に新しい酒を足して品質の均一化を図っている。長期熟成による練れた味わいをもつ。