フランスの海外県であるマルティニク島産のアグリコール・ラム。シャンタル・コント家は、南フランスのニーム市に本社をおくラム取扱業者。マルティニク島のさとうきび栽培農家の自家蒸留ラムを同社の責任において発売している。モンターニュ・プレ(プレ山)とは、マルティニク島の火山の名。1902年に大爆発を起こし、ふもとの住民に大被害をもたらした。とくに、サン・ピエール町のモンターニュ・プレさとうきび農園は壊滅状態になった。その跡地で作られているのがモンターニュ・プレ・シリーズ。グラン・オル・タージュは30年から50年のあいだオーク樽で長期熟成させた原酒をブレンドしたもの。ブリュット・ド・キュヴェは加水していない樽出し強度のラム。ラパラン1952はラパラン農園が'52年に蒸留したもの。同農園は'55年に蒸留をやめたので、この会社がストックを買い取り、'72年に瓶詰め、発売した貴重な熟成ラム。