シーバス社は、1801年、アバディーンに創業した。同社が、独自のブレンデッド・スコッチを発売するのは、1870年代から。1949年には、巨大酒類企業シーグラムの傘下に入った。その翌年の'50年に、同社は、スペイサイドのストラスアイラ蒸留所を買収。さらに、近くの地にグレン・キース蒸留所を新設。以後、この2つの蒸留所のモルトを中核にすえ、すぐれたブレンデッド・スコッチを生み出し続けている。製品は、いずれも華やかでバランスのよい香味に仕上がっており、いまや世界150カ国以上で、その名を知られるようになっている。シーバス リーガル12年はスコッチのプリンスと称される佳酒。18年は、従来の15年ものにかわって新たに登場した品。円熟の極みに達した熟成18年以上の原酒をブレンド。一本一本のボトルにナンバーが刻まれ、「特別のシーバス」を演出してくれている。ローヤル サルートは王礼砲の21発にちなみ、21年熟成した原酒だけをブレンドした高級酒。