製造元のマシュー・グローグ社は、1800年創業の老舗。初めは食料品とワインを扱っていたが、1814年から、ハイランド・ウイスキーも手がけるようになった。自社でブレンドした製品をグラウス(雷鳥)と名づけて売り出したのは、1897年。そのうち、人々があの有名なグラウス・ウイスキーというようになったので、ザ・フェイマス・グラウスというブランド名に変更した。マシュー・グローグ社は、1970年、ハイランド・ディスティラリーズ社の傘下に入った。以来、ハイラド・ディスティラリーズ社系列のグレン・ロセス、ハイランド・パーク、タムデューなどの優良モルトを豊かに使えるようになった。そのため、味のグレードが上がり、売れ行きはぐんと伸びている。スタンダード品は、バランスのとれたコクが身上。新製品のゴールド・リザーヴは、12年熟成以上の原酒をブレンド。15年は、長期熟成によるまろやかさが楽しめる。