ラング・ブラザーズ社は、1861年、ラング家の2人の兄弟、アレクサンダーとゲイヴィンによって、グラスゴー市に設立された。1876年には、ハイランド・モルトのグレンゴイン蒸留所を買収。以来、今日に至るまで、このモルトを中心にウイスキーをブレンドしている。グレンゴインは、ハイランド・モルトでありながら、性格がとてもおだやか。ピートで燻香をつけないモルトを使っている。ラングスは、そうしたモルトをベースに、ハイランド・モルトのグレングラッサなどをブレンドしているから、やはり柔らかい口当たりのウイスキーになっている。ラング社は、1965年以来、大手ウイスキー企業ロバートソン&バクスター社の子会社になっている。同企業系列のレッド・ハックル、スコティッシュ・クリームなどのスコッチとは、姉妹関係にある。シュープリーム・デラックスは、8年もの。セレクトは、熟成感豊かで、スコッチ通から高い評価を得ている。