オールド・ロイヤルは、グラスゴー市の北、ダンバートンにあるバーン・マッケンジー社の製品。同社は、ロンドンに本社をおくウイスキー取扱業者、バーン・スチュワート社の子会社。親会社のバーン・スチュワート社は、株式市場で資金を集めるとともに、ウイスキー業務に熟練した人材を多く集め、近年注目されている企業。以前から、スコットランド各地のモルト、グレーンを買い集め、独自に樽熟成させたうえで、いろいろなブレンデッド・ウイスキーを、バルク詰めやボトル詰めで売ってきた。そのブレンド技術が確かなので、業績は大きく伸びてきた。1991年には、ハイランド・モルトのディーンストン蒸留所の取得に成功。同社および傘下各社のブレンドに、多大な好結果をもたらしている。オールド・ロイヤルというブランド名は、もともと親会社のバーン・スチュワート社がもっていたもの。それを、子会社のバーン・マッケンジー社が引き継いで発売しているもの。現在は、ディーンストン蒸留所のライトなモルトをブレンドして、近代的な味わいに仕上げてある。