蒸留所はスペイ川の北岸、ノッカンドウの谷間に1898年、イアン・トムソンの手で創業。1904年にギルビー社に売却された。同社は1962年にIDV社の一部門となり現在に至っている。ノッカンドウとは、ゲール語で小さい黒い丘の意味。モルトの味は、ピート香、樽香ともライトに仕上がっており、その味わいは花のようなモルトと評されている。また、ラベルに蒸留した年と、ボトリングした年を表記することで知られている。蒸留所では、常に原酒の状態をチェックし、熟成のピークに達したモルト原酒のみをボトリングしている。