スペイバーン蒸留所はダイヤモンド・ジュビリーの年、つまりヴィクトリア女王在位60年の1897年に創業した。ただし、その創業の年にできたウイスキーは一樽だけだったという。1916年以降はDCL社(現UD社)の傘下にあったが、1992年にインヴァーハウス社の所有となり、同社のブレンデッド・ウイスキーに使われるようになった。スペイバーン10年はミディアムボディで、あまりクセがなく、さらりとした味わいが特徴。食前酒仕様のモルト・ウイスキーで、ラベルにはサーモンが描かれている。1996年に新しく21年ものがリリースされた。