スペイサイド蒸留所は、1895年、酒名に使われているトロミー川の川岸で創業した。第1次大戦前に当時のオーナーの死去に伴っていったん閉鎖。1965年、現オーナーであるジョージ・クリスティーが蒸留所の土地を買い取り、その後新しく建造した醸造所で1990年に蒸留業を再開した。これは同蒸留所がつくるシングル・モルト。ブレンデッド・スコッチの生産もしており、そちらには蒸留所と同名のブランド名がつけられている。バランスの取れた味わいの12年はシェリー樽熟成品。17年はモルト特有のピート香と芳醇な味わいが印象的な逸品。