製造元は、テキーラの本場ハリスコ州テキーラ町の東、アマティタン町のサン・ホセ・デル・レフーヒオに大農園をもつエラドゥーラ社。ここでテキーラをつくるようになったのは、1861年、フェリシアーノ・ロモが、自家用に試みたのが最初。その後、1870年に工場を建て、本格蒸留を始めた。現在でもロモ家が事業を受け継いでいる。同社がつくるテキーラは、原料にアマティタン町、テキーラ町で収穫されたブルー・アガベ(アガベ・アスール・テキラーナ)を100%用い、テキーラに認められる砂糖などの副原料は一切使用しない。また、発酵も発酵用酵母を添加しない自然発酵。ラベルにあるナチュラル・テキーラの文字がそういった製造工程をあらわしている。エラドゥーラとは、馬の足に打ちつける蹄鉄の意。ラベルに蹄鉄がデザインされていて、アガベの収穫風景も描かれている。オーク樽で40日間熟成させたシルバーは、若さとなめらかさが融け合った銘酒。ゴールドは、13ヶ月熟成品。樽熟成によるまろやかさが特徴。アネホは、2年間の熟成による最高級品。エル・ジマドールは、1994年の発売以来、アメリカを中心に人気を呼んでいる同社のセカンド・ブランド。銘柄名は、ラベルにも描かているアガベの育成と収穫にたずさわる職人を意味する。エラドゥーラ同様、アガベ100%のテキーラ。