世界的巨大酒類企業シーグラム社が、第2次世界大戦後、メキシコ資本と合弁で現地法人を設立、テキーラ製造に乗り出したもの。酒名のマリアチとは、メキシコの町の辻音楽師のこと。フランス語のマリアージュ(結婚)の訛りだ。1860年代、ハリスコ州に移住してきたフランス人の婚礼を盛り上げるため、楽団が編成されたの語源だ。現在は、ヴァイオリン、ギター、ギタロンまたはベース、ギター、トランペットで編成。メキシコの民族色豊かなバンドになっている。ブランコは、樽熟成なしの無色のテキーラ。シャープな香りをもち、テキーラらしい個性的な味がある。ゴールドは、オーク樽熟成によって淡黄色に色づいたテキーラ。少し樽香がつき、味もまるくなっている。オルメカは、オーク樽での熟成2年以上のデラックス品。オルメカとは、メキシコの古代文明のなかでも、もっとも古いオルメカ文明を偲んでつけられた酒名。ラベルの人頭図は、オルメカ文明の遺物からの模写。