スウェーデン産の小麦ウオッカ。酒名は、"究極の""純粋の"の意。現在、ビボロワやエクストラ・ジトニアなどのウオッカと売れ行きを競い合うビッグ・ウオッカだ。スウェーデンでは、従来4ヶ所の蒸留所でウオッカやアクア・ヴィットを製造し、販売は酒類専売公社が行っていたが、現在はアブソルート社という民間企業が販売にあたっている。このウオッカは、ラルフ・オルソン・スミスという人物が1879年にオフス蒸留所で生み出したもの。同蒸留所は19世紀後半に連続式蒸留器を導入したが、その際につくられたのがアブソルートである。香りのうわ立ちに甘やかさがあり、アルコールの刺激が柔らかく、後口にもほの甘い感じがある。シトロンは、レモン、グレープ・フルーツ、マンダリン・オレンジ、ライムの芳香を加えた爽快な味わい。ペパーは、ハラペーニョ、グリーン・ペパーの辛さと香味を溶け込ませたもの。カラントは、天然カシスの香味成分をブレンドしてある。