テキーラはメキシコの特産酒だ。 原料は竜舌蘭、アロエを大きくしたような形の根生植物である。
メキシコでは、竜舌蘭からつくる蒸留酒を一般にメスカルと呼んでいるが、 そのうち、ハリスコ州テキーラ町周辺原産のアガベ・アスール・テキラーナという品種を原料にしたものだけが、テキーラを名乗ることが許されている。 また法定産地はハリスコ州、ナヤリト州、ミチョアカン州、グアナファト州、タマウリパス州の5州である。
製法は、アガベの株を蒸して甘い液汁を搾り、発酵、蒸留する。 これを熟成させないのがホワイト・テキーラ。 樽熟成させたものをゴールド・テキーラ、あるいはテキーラ・レポサド(短期)またはテキーラ・アホネ(長期)という。