リキュールは、中世、蒸留酒を蒸留する際に、薬草や香草類を添加して、その香味や薬効成分で蒸留酒と差別化を図ったのがはじまりである。 誕生期の薬草・香草系のリキュールが甘みのない、薬くさい酒だったことはまちがいない。
中世起源の歴史を誇るリキュールがいくつかあるが、昔の味は違っていたと考えるべきである。 フランス、イタリアのものには美味追求型が多いが、ドイツや東欧のものは、味よりも薬用効果を重視する傾向にある。