カクテルカタログジェニュイン:Cocktail Catalog GENUINE

ウオッカは、ロシアで12世紀ごろからつくられるようになったといわれる。ウオッカという名称は「ジーズナヤ・ヴァダー(生命の水)」のヴァダー(水)が、愛称形のウオッカに変わったものといわれている。

生命の水という表現は、錬金術師が蒸留酒を指すときに用いたものだから、ウオッカの始まりも錬金術の恩恵によるものであることは確かだ。なお、ウオッカという言葉が文献に現れるのは16世紀からである。

12世紀ごろのウオッカは、蜂蜜を原料にしたものだったろうと推測されている。その後、18世紀ごろまではライ麦が主原料だったようだ。のち、大麦や小麦、アメリカ大陸からもたらされたとうもろこし、じゃがいもなども使われるようになった。

現在のウオッカはこうした農産物からアルコール濃度の高いグレーン・スピリッツをつくり、それを水で40度から60度の間にうすめたうえ、白樺や椰子を焼いた活性炭で濾過する。

こうすると、アルコールに溶けにくい成分が活性炭に付着して純度が高まり、色もクリスタル・クリアな状態になる。その結果、ウオッカは無色でライトな酒質のなかに、原料由来の微妙な香味をほんの少し残す、爽やかな酒として生まれてくるのである。

なお、ロシアやポーランドなどには、ウオッカ原酒にさまざまな香味をつけたり、果実を浸漬したリキュール・タイプのものも数多い。


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