カクテルカタログジェニュイン:Cocktail Catalog GENUINE

ラムは、さとうきび(甘蔗)を原料とする蒸留酒である。ふつう、さとうきびの搾り汁を煮詰めて、砂糖の結晶を分離したのち、残った糖蜜を水でうすめてから、発酵、蒸留してつくられる。しかし、さとうきび搾り汁を、そのまま水でうすめてつくることもある。

17世紀のはじめ、西インド諸島のバルバドス島に蒸留技術を身につけたイギリス人が移住してきた。そして、さとうきびを利用して蒸留酒をつくった。

この強い酒をはじめて飲んだ原住民たちは、酔って「興奮(当時の英語でrumbullion)」した。このランバリヨンという英語は現在では死語になっているが、この語頭が残ってラムという酒名になったといわれている。

現在、ラムは産地や製法によって、さまざまなタイプがつくられている。それを色によって分類すれば、ホワイト・ラム、ゴールド・ラム、ダーク・ラムに三大別することができる。

また、風味を基準にするならば、ライト・ラム、ミディアム・ラム、ヘビー・ラムに分けることができる。ライト・ラムは、糖蜜をすっきりと発酵させ、連続式蒸留器でつくる。ソフトな香りと、ドライな切れ味が特徴。ヘビー・ラムは、糖蜜を複雑発酵させたものを単式蒸留器で蒸留のうえ、樽熟成させ、香味濃厚に仕上げる。ミディアム・ラムは、その中間的な製法でつくり、香味も中間的なラムだ。


ウオッカについて≪前頁  次頁≫テキーラについて